Cuba Trip Report

機内でのにわか仕込みのスペイン語も 殆んど通じぬまま 身振り手振りで何とか税関を抜けると

爽やかな風と共にジメッとした湿度に包まれる


期待と少しの不安の中 HABANA空港へ降立った。

 

熊本のジメーットした盆地で育った自分にも感じるこの湿度・・

 

「国自体が、ヒュミドールだよ。」 

CUBA帰りのお客様に得意げに語られ 

地球儀で見る日本と反対側に位置する

 一度は行ってみたいと思っていたCUBAの空気。

 

「禁煙マークの張られた空港を出たら、まず1本つけるぞ!」

 足早に空港を歩いていると・・

 

「えーっ」空港の労働者達が「プカプカ」やりながら仕事してる?

 

バス乗車時も運転手に「灰皿は?」

と聞くと ”クィッ クイッ”

「下、下」と指差され

 

たばこと違って無農薬な農産物だから故郷の土に返してやるか?  

そうここは、葉巻とラムと音楽の国キューバなんだと再認識。

 

ホテルまでの道中 所ジョウジや横山剣が好きそうな古いアメ車が 

ピカピカに磨かれているわけでもなく TAXIの行燈を頭の上に乗せて平気で走っていく

 

途中 CUBA特有の強風に見舞われながら 革命広場に寄り チェ・ゲバラと記念撮影

いよいよ「メリア・コイーバ」にチェックイン。

 

ウェルカムドリンクは勿論”MOJITO!

 

日本でいろんなレシピを読みあさり、いろんなミント葉を試した挙句の果てにアップルミントまで栽培し、試行錯誤の末出来上がったMOJITOとどれだけ違うだろう・・・ ?   

 

手渡されたものは・・

赤い茎の混じるイエルバ・ブエナ葉に砂糖たっぷりのMOJITO

 

飲んでみると少し甘いかな? 

 

以前シンガポールに行かれたお客様の言葉が脳裏をよぎる

 

「最初シンガポールスリングを飲むと甘く感じるけど、2~3日居るとそれが普通に感じるよ、きっと気候と合ってるんだよねー」

 

 

でも、そんなことより、これがCUBAのMOJITOだ!

頬を熱いものがつたっていく・・・  ような気がした。 

 

夜は、国を挙げての“フェスティバル・デ・ハバノス”「ガルシア・ロルカ劇場」でシェークスピアの「ロミオとジュリェット」観劇。

 

それから、日本未入荷の「ロメオYフリエタ」を燻らせ、スーパーモデルの様な御姉様方を横目に MOJITO・CUBA LIBRE・CUBA料理をたらふく食す。 

 

一日目からこんなに幸せでいいのか? 

 

すっかり旅行前の不安もどこかへ吹っ飛び

驚きと感動の中、研修旅行だという事を忘れて眠りについた。

 

次の夜は 待ちに待ったCUBAをこよなく愛した文豪

「アーネスト・へミングウェイ」が

 

Daiquiriはフロリディータで、MOJITOはボデギータで」

 

と語った(との噂の・・)。

あの「ボデギータ」でMOJITOを飲みに・・

 

噂には聞いたが、グラスを10個ほど並べ、ミント、砂糖、ライムジュース、ガス入りウォーターを豪快に入れ、ペストルでゴツゴツ潰して氷を入れて出来上がり。 

 

でも味なんてどうでもよかったんです

とにかくこの店で、この空間で「ヘミングウェイ」が飲んでいたものと同じものが飲めるこの幸福感。

それに、カウンターの中にまで入っての記念撮影には感動。

 

お次は これまた”ノーベル酒飲み賞”行きつけの「フロリディータ」

 

とりあえず「パパ・ドブレ」を飲み すかさずレシピを教えてもらいコースターをゴッソリお土産に頂いた。

 

夜も「フロリディータ」で生バンドの演奏を聴きながらの食事

 

そこで聞いた「ペドロ&カプリシャス」の「別れの朝」に聞き惚れてしまった。

 

日本語もわからないのに、あの完璧な発音、そして見た感じ結構なお年にもかかわらずマイク無しでのあの声量

 

脇のマラカスの方も きっと「マラカス一筋何十年」という感じの小気味よさ


共産主義国のCUBAでは、音楽をやりたい人も医師になりたい人も、やる気さえあれば何でも無料

専門の学校に行き、好きな道に進んでいく。

 

今の世の中 

昔からそうかな・・ 

本当に好きなことを仕事にして生活している人が一体どれだけいるだろう 

「好きこそ物の上手なれ」しかし・・

「金が欲しけりゃ嫌いなことを仕事にしろ・・」

 

 誰かが言ってたな・・

 

お金がなくてもCigarとラム酒 今日食べられれば幸せ

今日を精一杯生きる人々・・

 

困った人がいたら、みんなで助け合う

待ち合わせに2~3時間遅れて来ても 自分もやっちゃうかもしれないから怒らない・・

 

う~ん これくらいの器のでかさが欲しい・・

 

余談ですが 反米の国CUBA

しかし”カストロ議長”も大好きな「米国生まれのベースボール」は必修科目だそうです。

スポーツは国境を越えてですか・・

 

そのほか 壮大なスケールで演じられるショー「キャバレー・トロピカーナ」や「ヘミングウェイ」が常宿していた「アンボス・ムンドス・ホテル」の屋上でパエリアを食し エスプレッソ片手に燻らせたCigarはやっぱり最高ですな。

 

やはり スポーツと違って

 

”良い酒は国境を超えない” 

 

その国の空気・食・民族性 Cigarもまたしかり・・


Cigar・Shopでは、ショーケースにCOHIBAの記念灰皿が一つだけ並んでいた 

 

「これは買いだね」

 

すぐさま購入しようとしたその瞬間 先に買われてしまいストックは無し・・・   これも国民性ですかね。 

 

 

怒りの炎でCigarに着火 

 

上を見上げると

玖馬の雲ひとつない真っ青な空へ 

紫煙が吸い込まれていった・・

 

おしまい